「リモートワーク 今こそ自宅ネットワーク見直そう ヤマハ製品でコロナに負けないリモートワークを」(濱田康貴氏)

「リモートワーク 今こそ自宅ネットワーク見直そう ヤマハ製品でコロナに負けないリモートワークを」(濱田康貴氏)

2020.05.02

みなさんこんにちは。パイプラインの濱田です。コロナウイルス対策で急遽自宅勤務をせざるを得なくなったという方も多いのではないでしょうか。おそらく、皆さま共通の悩みは以下に収斂されるのではないかと思います。

  • いきなり自宅で仕事をしろと言われても、何をどうしたらよいのかわからない
  • 情シス部門は自宅勤務社員のための支援に工数を割かなければならない
  • そもそも、今できることは何か、限られたリソースで何を優先すべきかわからない

まずは”今できること”から着手しよう

まず現実として直視しなければならないのは、インターネットへの接続手段をどう確保するか、です。私のように40歳くらいの年齢でWEBに関するエンジニアであれば、自宅に固定インターネット回線(以下「固定網」)があるのは当たり前でしたが、非エンジニアの方や若い方は、そもそも自宅に固定網がないという方も一定数いると聞いています。

理由としては

  • そもそも1人暮らしで長時間労働をしていると、家に固定網を引くというインセンティブがはたらかない
  • 賃貸住宅に固定網を引くための初期導入コストが高い(不動産会社への説明や開通日立ち会いなど)

が想定されますが、モバイル回線のみで自宅勤務をこなさなければならないことを考えると、固定網を引くメリットが高まってきます。

さて、自宅勤務はいきなり始まりました。スマホのテザリングではどれだけの業務をこなせるでしょうか?ここで、情シス部門は自宅勤務を行う社員に”今すぐできること”からインフラの支援をするべきです。それでは、どのようなことから始めればよいのでしょうか?

  • 固定網 モバイル回線両対応のネットワーク環境を用意する
  • 外部とのコミュニケーション手段を用意する

まずはこの2点を最優先にしましょう。

固定網 モバイル回線両対応のネットワーク環境を用意する

固定網の工事需要はこれから伸びることが予想され、これは即ち工事待ちの行列に並ぶことを意味しています。そうは言っても、ルーター、スイッチ、無線LANアクセスポイントは先行して確保しておきたいところです。

ヤマハのルーターなら、LTEデータ通信端末をUSBポートに接続してインターネット接続を行うことができます。また、先行してLTE経由でインターネット接続を行ってから固定網を開通させてもよいですし、その後、LTE網を固定網障害時の迂回回線として活用することもできます。

ヤマハのルーターは、ほんの少しの設定をするだけでLTE網へ自動的に切り替わり、固定網復旧後に自動でフェイルバックさせることができます。設定例は以下コラムを参考にしていただければと思います。

津村彰氏コラム第14回 ヤマハ ルーターでモバイル接続をしてみよう

濱田康貴コラム第4回NVR700Wでバックアップ回線自動切換

なぜ固定網とLTE網の自動切り替えが必要か補足しますと、音声・動画での会議中に回線が切断してしまうと、

  1. 回線切断に気がつくまで数秒~分単位のラグが発生する
  2. 手動で回線再接続または接続手段の切り替えを行うと、会話についていけない時間がさらに拡大する
  3. 会議中に反応がないメンバーがいると、他の参加者もストレスを感じる

このような支障が発生するからです。また、LTE網で接続する時間を抑え、従量課金額を節約する目的もあります。

外部とのコミュニケーション手段を用意する

まず、できるだけ早く自組織用のチャットツール ビデオ会議ツールのアカウントを取得しましょう。また、代表電話番号の転送やピックアップができるようにするほか、PBX導入や設定が困難であれば、IP電話サービスの機能などによる子番号への着信転送を検討しましょう。ここで大事なのは

  1. 社員の電話番号を外部に見せず、また、架電 着電の業務負荷を特定の個人に集中させない
  2. ビデオ会議などはなるべくインストール不要、URLの共有だけで開始できるものを選定する
  3. そもそも論として、なるべく電話対応の業務を減らす

です。これは、同期的なコミュニケーションに割く時間を減らし、自律的な時間管理によって単位時間あたりの生産性を上げることを重視しましょう。

社内サポートは、楽にしてください

多くの企業や団体では、BYODも含め、自組織内で使用する端末やネットワークを何らかの統一した基準で管理されていることでしょう。しかし、自宅勤務をする社員のネットワーク環境はバラバラです。冒頭にも述べたように、自宅に固定網がない社員もいるばかりか、そもそもどんな環境から接続しているかを把握するだけでも大変かと思います。

社員のネットワーク環境をヤマハで統一し、Yamaha Network Organizer(YNO)で一元管理することで、管理工数を下げることが可能です。

https://network.yamaha.com/products/software_service/ysl-yno/index

ヤマハではテレワーク相談窓口を開設していますので、お問い合わせしてみることをおすすめします。こうした状況において懸命に使命を全うする皆さんに敬意を表するとともに、1日も早くコロナウイルスが収束することを願います。

濱田 康貴
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著者

濱田 康貴

株式会社パイプライン 代表取締役

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