みなさんこんにちは。ヤマハネットワーク機器は、ルーターや無線LANアクセスポイントのほかにも、スイッチ製品が充実しているのはご存知でしょうか?2011年に発表されたSWX2200シリーズ以降さまざまなスイッチ製品が増え、L2スイッチのみならず、L3スイッチもラインナップされるようになり、また、PoEスイッチも用意されています。
スイッチ製品ラインナップ早見表の活用方法
2020年10月1日、スイッチ製品ラインナップ早見表が公開されましたので、見てみましょう。

スイッチ製品を「なんとなく」選定されている方もいらっしゃるかと思いますが、フロアスイッチ、島ハブなどの用途、ゲストネットワークを考慮したVLAN有無のほか、VLAN間ルーティングを行うかどうかも考慮にいれると、単にL2スイッチを導入すればよいというわけにいかず、L3スイッチやインテリジェントL2スイッチの導入がふさわしいこともあり、スイッチの選定は意外と奥深いものがあります。スイッチ設置およびLAN内機器の通信要件と照らしあわせて、最適なスイッチを選定しましょう。
PoEスイッチ比較と選定方法
また、PoEスイッチの比較表があるのも有り難いですね。

PoEスイッチを選定するにあたって、給電ポート数のほか、最大給電能力がスイッチ全体、ポート単位で記載されているほか、ファンの数も記載されています。
例えば、マシンルームや多少の騒音が気にならない設置場所であれば、給電能力を優先したPoEスイッチを設置し、反対に、落ち着いた雰囲気のホテルやレストラン、エステサロンなど、ファン音の発生がはばかられるような設置場所には、ファンレスのシンプルPoEスイッチを選定するか、PoEインジェクターを設置するというような設計が購入前に可能になります。あわせて、導入予定の無線LANアクセスポイントやWEBカメラ、IP電話機の消費電力やフロアや島ごとの台数をしっかりチェックしておきましょう。
いかがでしたでしょうか。スイッチの選定も業務要件や設置場所、接続機器によって機器の選定で気をつけなければいけない勘所があることがおわかりいただけたかと思います。それではよいネットワーク運用ライフを!
参考URI
ヤマハネットワーク製品 製品情報 > スイッチ
ヤマハネットワーク製品 > ソリューション > テクニカルノーツ > スイッチ製品ラインナップ早見表 (2020年9月現在)