こんにちは。SCSK なかせです!
今回は、ヤマハ 無線LANアクセスポイント WLXシリーズの中で、2022年10月に発売となりました新製品WLX222、そして2023年3月1日の価格改定でお求めやすくなり注目を集めているWLX212を、より使いこなしていただくための「無線LAN見える化ツール」についてご紹介いたします。
無線LAN見える化ツールについては、単体でもちろん便利にお使いいただける機能ですが、なんとYNOからも無線LAN見える化画面にアクセスすることができます!
YNOをあわせてお使いいただいていれば、よりお手軽に無線LAN見える化ツールを使いこなすことができます!
無線LAN見える化ツールとは・・・
ヤマハでは無線LAN可視化の方法として、「無線LAN見える化ツール」がございます。この無線LAN見える化ツールは、ヤマハ無線LANアクセスポイント WLXシリーズイチオシの機能となっており、現行ラインアップではすべてのモデルで搭載している標準機能です。
無線LAN見える化ツールは、単に無線LANの情報を表示する機能ではなく、収集した情報から「何が起きているか」、「何が問題か」を示す機能です。ヤマハが独自に策定したアルゴリズムを使って無線LANの分析を行い、その結果をわかりやすく表示します。
無線LAN見える化ツールは、以下4つの機能で構成されています。
本記事では一部をご紹介いたしますが、各機能の詳細はWLXシリーズ技術資料からご確認ください。
1.無線LAN情報表示機能(次章でご紹介)
2.端末情報表示機能
3.周辺アクセスポイント情報表示機能
4.レポート表示機能
無線LAN情報表示機能
無線LAN情報表示機能には、「状態表示」、「チャンネル使用状況表示」、「チャンネル使用率表示」、「CRCエラー率表示」の4種類の表示機能があり、グラフィカルな表示で無線LANの状況を視覚的に把握できます。
ちなみに、各機能での診断結果は「重大:赤色」、「警告:オレンジ色」、「注意:黄色」、「許容:緑色」、「良好:青色」の5段階で評価されます。
以下に「状態表示」画面と「チャンネル使用状況表示」画面の例を載せています。


「端末情報表示機能」や「周辺アクセスポイント情報表示機能」も同様にグラフィカルに表示されます。干渉などの発生も色別に判断できるので、より良い無線環境に改善していくヒントを得ることができるのが特徴です。また、障害発生時の無線状況を自動で保存してくれるスナップショット機能も搭載されているので、トラブルシューティングにも役立ちます!
無線LAN見える化ツール×YNO
YNOについて
YNO(Yamaha Network Organizer)はルーターのネットワーク管理をクラウドで行うサービスとして登場いたしましたが、現在は無線LANアクセスポイント(WLX212・WLX222・WLX413)にも対応しております。
YNOの詳細および対応製品は以下をご参照ください。
▼ Yamaha Network Organizer(YNO)紹介ページ(ヤマハ公式HP)
https://network.yamaha.com/products/software_service/ysl-yno/index
▼ YNO対応製品(2023年3月現在)
RTX5000, RTX3500, RTX1300, RTX1220, RTX1210, RTX830, RTX810, NVR700W, NVR510, FWX120, WLX413, WLX222, WLX212
YNO→無線LAN見える化ツールへ簡単にアクセスできます!
「無線LAN見える化ツール」と「YNO」を個々でお使いいただいている方も多いと思いますが、実はYNOのWeb管理画面経由で「無線LAN見える化ツール」画面に簡単にアクセスすることができます。
この簡単アクセスができる無線LANアクセスポイントは、YNO対応が「〇」のWLX212・WLX222・WLX413になります。
YNO→無線LAN見える化ツール アクセス方法
YNOから無線LAN見える化ツールへのアクセス方法はいくつかありますが、今回は一番簡単な方法をご紹介いたします。
※YNO・無線LAN見える化ツール、どちらにも対象の無線LANアクセスポイントを登録していることが前提です。
① YNOへログインいただき、Web管理画面「ダッシュボード」の右下、「APのアラーム一覧」内の「アクション」から遷移します。

② 「アクション」内の「👁」アイコンをクリック!
(カーソルを「👁」に持っていくと「無線LAN見える化ページを表示する」と出るかと思います)
無線LAN見える化ツールの「状態表示(現在地)」画面に遷移します。とても簡単ですね!


最後に・・・
「無線LAN見える化ツール」「YNO」どちらも単体でお使いいただける便利な機能・サービスですが、多拠点でヤマハ無線LANアクセスポイントを使ってネットワーク構築をされているケースであれば、YNO→無線LAN見える化ツールの簡単アクセスで、よりお手軽に無線LAN見える化を活用できるかと思います!
クラウド管理ツール単体の使い方としては、一括の設定適用や多台数を管理するなどの使い方が多いですが、このYNO→無線LAN見える化ツールの組み合わせ・簡単アクセスは、各拠点・各APの細かい状況の遠隔監視・管理に活用いただけます。
WLXシリーズであれば無線LAN見える化ツールは標準機能としてお使いいただけるのはもちろんのこと、YNOについても無償でお使いいただける試用ライセンスがございます。これからYNO利用を検討されている方は、ぜひ無償試用ライセンスお試しください!
▼【Yamaha Network Organizer(YNO)無償試用ライセンス】のご案内
https://www.scsk.jp/product/common/yamaha/yno_campaign.html
Special Thanks
ヤマハ株式会社 秦 佑輔
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