ヤマハネットワーク製品導入事例「アップル歯科クリニック様」~院内の全iPadの安定高速通信とLANマップの遠隔管理を実現~

ヤマハネットワーク製品導入事例「アップル歯科クリニック様」~院内の全iPadの安定高速通信とLANマップの遠隔管理を実現~

2021.12.12

◆お客様プロフィール

医療法人ADC アップルデンタルセンター

病院名:アップル歯科クリニック

住 所:202-0021 東京都西東京市東伏見3-4-1 東伏見STEP22

概 要:長い期間を掛けて患者に寄り添うことで、80歳90歳になった時に、質の高い歯を数多く残すことに特化しているクリニック。患者の現在の歯の状態を分かりやすく示した上で、その時点でできる治療の選択肢を提示することはもちろん、健康な歯をより多く残すために必要な方法や、その先にあるメリットやデメリットを患者と共有している。同院に通う患者は、歯の健康のための知識やセルフケアの正しい方法を得ることで、提示された治療方針から、自身の価値観や好みを反映した治療方針を医師と相談しながら設計することができる。

同院は昨今、大手企業からの依頼を受けて虫歯と歯周病、歯医者のかかり方といったテーマで講演を行っており、歯科リテラシーの向上に貢献している。

◆お客様のコメント

当院では予約管理や画像管理、レセコン(診療報酬明細書を作成するシステム)といったツールを取り入れており、それらはiPadによって運用されています。

院内の場所によっては通信が不安定な場所があったり、過去のデータを蓄積したサーバが劣化して挙動がおかしくなっていたりと、様々な課題を抱えていました。

ですが、それぞれのシステムを異なる業者が管理していたため、どこかで何かが起きても、どの業者も「自分たちとは関係がない」と言うのみで信頼関係が築けず、病院内はある意味カオスな状況でした。

私たちは医療のプロフェッショナルであり、ITの専門家ではありません。そして、システムを買いたいわけではなく、快適な業務や時間を削減することを目的にITを活用しようとしています。

そうした想いを抱えていた中で出会ったテックデザインの河野さんは、ITを知らないという前提でわかるように説明してくれ、顧客に寄り添うというその姿勢が非常に共感できるものでした。

一日掛けた現地調査の上で機器を適切に配置し、通信環境を改善してくれたので、今ではストレスなく使用することができています。そして、ヤマハのネットワーク機器が持つ機能があるからこそ、河野さんにIT全般の管理を委託することができるようになりました。

今後、システムの経年劣化や変化に対しての意思決定をしていかないといけないと思いますし、セキュリティ面も検討課題に挙がっています。河野さんからはバイアスのない助言をもらえるのではないかと期待しています。

そして、病院内のカオスなシステムの状況と、業者との関係に悩んでいる病院は当院に限ったことではなく、当院のグループ院や他院からもよく聞く話です。当院の事例が他の医院の方々のお役に立つことができれば幸いです。

◆経緯

iPadを使用するようになってから、通信が届いていない場所があることに気づき、取引のある業者に相談したものの無線アクセスポイントを2台設置されたのみで、もともとあったWi-Fiとの調整もなく、ただ機材が混在しただけの状況になっていた。

その後、2012~2014年頃に購入した画像管理用サーバの挙動がおかしくなり、同じ業者に相談したが、「専門外だからわからない」「自分たちが導入したものではないのでわからない」といった回答のみで、リプレイスを薦められた。

しかし現在、画像管理を始めとする院内システムの運用はiPadを中心に行われており、同等規模のサーバの必要性を感じておらず、それについて相談したものの、それでもただ当時と同規模のサーバの提案をし、判断を委ねるだけで説明をしない業者に不信感を抱いていた。

今後、新しい医療機器を導入する予定もあったため、これを機に不安定だったネットワークの改善を含めた院内全体のITを見直すことにし、テックデザインに改善を依頼することになった。

◆課題

  • 院内IT事情の変化や新医療機器の導入予定のため、ネットワークを含む全体を見直したい
  • IT管理全般を委託し、ネットワークとシステムの適切な運用を目指したい
  • iPadが業務の中心となっているため、どこでも安定した通信環境を実現したい

◆課題の解決策

①しっかりと現場調査を行い、ネットワーク機器を適切な位置に配置

場所によってWi-Fiの電波が不安定だったため、iPadを中心とした業務に支障をきたしていた。1日がかりの現地調査でしっかりと調査したうえで、ネットワーク機器を適切な場所に配置することで通信環境を改善した。

②ヤマハのLANマップ対応VPNルーターを採用し、遠隔地からのネットワーク管理を実現

院内にIT管理ができる人材がいなかったため、ITシステムの運用を委託したいと考えていたため、ヤマハのLANマップが使用できるVPNルーターを採用し、遠隔地からのネットワーク管理を実施できるようにした。

◆ヤマハネットワーク機器の採用メリット

  • LANマップ対応のVPNルーターで遠隔地でも状況を把握できる

ネットワーク機器の状況をグラフィカルに確認することができるため、異常が発生した箇所を容易に特定でき、また直接制御ができるため、遠隔地からの管理には欠かせません。

  • 壊れにくいため、長期にわたって安定したネットワーク運用ができる

壊れにくさに定評があるヤマハのネットワーク機器は、長期にわたる安定したネットワーク運用に貢献します。

  • セキュリティの強化にも柔軟に対応できる

柔軟なセキュリティ設定が可能で、またバージョンアップが無償で行われるため、常に最新のセキュリティ対策を施すことができます。

◆ネットワークイメージ図

◆テックデザイン 河野氏からのコメント

私はクリニックのネットワーク管理者なので、クリニックでトラブルが起きると私も困りますが、クリニックが困らなければ私も困りません。過去にヤマハのネットワーク機器を導入してきたお客様では10年以内に機器が壊れたことがなく、実績と信頼のあるヤマハネットワーク機器を採用することは、お客様にとっても私にとってもメリットがあります。

LANマップ機能によって遠隔地からの運用が可能になりますので、私にとってヤマハネットワーク機器は欠かすことができません。

同院にはまだサーバなどの課題も残っていますので、他の業者との調整も含めて引き続き支援を行っていきます。

※テックデザインについてはこちらをご覧ください。

◆プロジェクトを通してのお客様からのコメント

当院は長く患者と向き合うことで、虫歯や歯周病がひどくならないように必要な治療を提案し、歯の守り方を共有していきます。トラブルが起きれば患者だけでなく、私たちも困ります。経年劣化によるトラブルが起きないようにしていくという考えはシステムでも同様だと思っていますので、テックデザインさんの考えには非常に共感を覚えています。

機器の導入についても、しっかりと現地調査をした上で、連休中に作業を行ってくれたのでとてもスムーズでした。今ではiPadが固まることもなくなり、ストレスのない通信環境になっています。

残りの課題の部分は現在対応中ですが、すでに他の業者との間を取り持ってうまく調整してくれているので助かっています。

■使用製品

ギガアクセスVPNルーター RTX1220

中小規模拠点向けVPNルーター
(ISDN関連機能を除いた)RTX1210の機能と性能を継承
最大1年間無償のYNOライセンスバンドルモデル

希望小売価格: 118,000円(税抜)

RTX1220について詳しくはこちら

スマートL2 PoEスイッチ SWX2210P-28G

ワイヤレス化やIoTを支える、多数のPoE受電機器を

収容可能なスマートL2 PoEスイッチ

希望小売価格: 159,800円(税抜)

SWX2210P-28Gについて詳しくはこちら

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