こんにちは!SCSKのさくらと小川です。
2023年3月29日にヤマハYNOのLAS機能、2023年3月1日にぷらっとホーム Easyblocks Network Reporterと相次いでヤマハネットワーク機器対応のログソリューションが発表されました。今回は「各ソリューションはどんなものなの?」「どちらを選べばいいの?」という方向けに比較をしてみたいと思います。
1.ヤマハ Yamaha Network Organizer(YNO)とは
2.ぷらっとホーム EasyBlocks Network Reporterとは
3.比較
4.まとめ
ヤマハ Yamaha Network Organizer(YNO)とは
YNOはヤマハが2016年に発売したヤマハネットワーク機器のクラウド型総合管理ツールです。ヤマハネットワーク機器に管理者IDを設定することによってクラウド上からルーター、無線APを直接、またルーター配下のヤマハスイッチの管理を行うことができます。
このYNOに、2023年3月29日より標準搭載※されたのがLAS(Log Analysis Service)機能です。LASはヤマハネットワーク機器の各種ログをYNOマネージャーに集約し、分析するサービスです。LASはYNOに統合されており、RTXルーターに特化したSNMPトラップ情報とRTXルーターのSyslog情報を表示することが可能です。

ぷらっとホーム EasyBlocks Network Reporter とは
Network ReporterはぷらっとホームとSCSKが共同開発したヤマハネットワーク機器対応モニタリングソリューションです。あらゆる機器からのSyslog情報の取得が可能で、25年以上ヤマハネットワーク製品の販売・保守サポートを行ってきたSCSKのノウハウが詰まった、ヤマハネットワーク機器用の機能が搭載されています。機能の詳細は下記の記事をご覧ください。

比較
YNOのLAS機能とNetwork Reporterは同じSyslogを扱うソリューションではありますが、用途や機能が大きく異なります。「Syslogをどのように活用したいか」「ネットワークの運用をどのように行いたいか」等をご検討いただきながら、下記の比較表をご参考ください。
比較表

その他
YNOではルーター側でSyslogの送り先を設定する必要がございません。YNOに登録している対応機器であればログを確認することができます。設定をすることなく、すぐに閲覧することができます。
また、Network Reporterではログに「facility」のタグが付いております。そのためどんな種類のログかで分類することができます。ログを詳細に分類・管理したいといったご要望にお応えすることができます。
まとめ
いかがでしたか?どちらもヤマハを利用したネットワークをより良い環境にしたい!という思いでつくられた製品です。機能の比較をご覧いただいた通り、「できること」「目的としていること」が異なるためお客様のご利用する環境に合ったソリューションをご選択ください。
他に比較してほしい機能など、SCSKネットワークプロダクト第一部の公式SNSでご要望を募集しております。
関連リンク
■ヤマハ Yamaha Network Organizer(YNO)
YNO製品ページ
LASサービスページ
■ぷらっとホーム EasyBlocks Network Reporter
EasyBlocks Network Reporter 製品ページ
ユーザーズガイド
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